栃木で遺棄された犬たち~事件のその後

業者「用済み犬」遺棄か 栃木の大量死骸
2014年11月9日 朝刊

 栃木県内の河原と山で小型犬計七十匹以上の死骸が連続して見つかり、県警が廃棄物処理法違反などの容疑で捜査を進めている。昨年九月に施行された改正動物愛護法で、業者が処分目的で自治体に犬猫を持ち込むことは厳しく制限されるようになり、関係者からは「悪質な業者が、繁殖で使えなくなった用済みの犬を捨てたのではないか」との見方が出ている。
 死骸は十月三十一日と十一月一日に宇都宮市の鬼怒川河川敷で計四十四匹、五日に栃木県那珂川町の山中で二十七匹が見つかった。
 捜査関係者などによると、トイプードルやミニチュアダックスフントなど人気種の純血種ばかりで、五~十歳くらい。雄雌は半々だった。外傷はなく、薬物で殺した可能性があるという。一部の犬からは飼い主の情報を登録するためのマイクロチップも見つかり、県警は死因や譲渡ルートを調べている。
 死骸を調べた男性獣医師は「去勢・避妊をしておらず雌は出産や授乳をした形跡があった。繁殖に使った親犬の可能性が高い」と指摘する。那珂川町の現場では生きた五匹も保護された。
 県内の繁殖業者の男性によると雌は五歳ごろを過ぎると産む子犬の数が減り、雄も年齢に従い生殖能力が下がる。もうけが少なくなるため「飼い主仲介や処分を請け負う業者に預けたり、自治体に引き渡して殺処分してもらったりすることは少なくなかった」と打ち明ける。法改正の影響もあって「引き取り先に困った悪質な業者が遺棄するのは珍しくないのでは」とも。
 ペットブームの一方で、自治体が殺処分した犬猫は二〇一二年度には約十六万匹に上った。環境省は、安易な飼育放棄を減らそうと動物愛護法を改正し、自治体は業者から引き取りの要請があっても相応の理由がなければ拒否できると明記した。




この事件、皆さんの記憶にはまだ新しいし、あれからどうなったんだろう、と気になっている方も多いと思います。
私も気になっていました。

そしたら、この犯人と共犯の男、もう釈放になっていました。
罰金 100万とか50万で。




私がいつも見ている犬猫みなしご救援隊さんのブログ に詳しく書かれていました。
遡ってみていただけると、いろいろわかると思います。


警察は、私達が考える以上に、いろんな手続きがいったりして、面倒な部分も多いだろうし、
考えたから、思ったから即行動、というようには動けないだろうと思います。

でも、せっかく生きて保護できた子を死なせてしまうなんて、どんな状況に置いているのか心配になります。
本当に助ける気はあるのか?とさえ思います。


この容疑者が関係するショップには多くの子達が残されているようです。
糞尿の始末だけはされてるようだけど、いったいどうするつもりなのか、理解に苦しむ所です。

また、この容疑者に犬を渡した愛知の繁殖者もわかっているはずなのに、行政からの手は入ってないようです。
しょせん犬のことなのかな。
だからこそ、こういう事件があとを絶たないんだと思うけれど、もともとどうでもいい事なのかもしれない、とさえ思います。


この事件については、地元の下野新聞がけっこう記事にしてくれています。
中でも興味深いもの。
容疑者に犬を渡した愛知の業者に会って、話をしているものです。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20141123/1787345


県内で小型犬の死骸が相次いで見つかった事件で、廃棄物処理法違反などの疑いで逮捕された那須塩原市共墾社1丁目、元ペットショップ従業員で無職木村正樹容疑者(39)に犬を引き渡した愛知県の繁殖業者が22日、同県内の店舗で下野新聞社の取材に応じ、「渡した犬は約90匹。(木村容疑者が)引き取りを申し出、100万円の振り込みを要求された」などと証言した。
 繁殖業者によると、木村容疑者とは愛知県内で開かれた犬売買のイベントで知り合った。木村容疑者から繁殖犬を預かり、産まれた子犬を戻す関係だった。
 飼育頭数の増加に比例し餌代など管理費が膨らみ、家賃が払えなくなった。10月中旬に年内の廃業を決めたという。
 木村容疑者に廃業の意向を伝えたところ、「引き取るよ。取りあえず100万円を振り込んでほしい」と言われた。また、さらに費用が増す可能性も示唆された。
 約90匹のうち、約30匹は木村容疑者から預かっていた犬だったといい、「決していい飼育環境だったとはいえない。(犬は)別れる時、真剣な目で私を見ていた。毎日、顔が浮かんでつらい」と涙ぐんだ。



涙ぐむ? そんな心が本当にあったのかな。

世の中の繁殖犬、ほとんどがこんな運命を辿っているんじゃないでしょうか。
人に愛される事を知らず、かわいがられる事を知らず、
犬として生まれながら、犬としての幸せを何一つ感じる事なく、生涯を終えていく。
こんな繫殖犬の存在、絶対に許したくないです。



今まで何匹か、繁殖リタイア犬と接してきました。

彼らにはまず、笑顔がありません。怒りもないのかも。
いつも無表情で、人と接するのが怖くて逃げ回る。

すごく若いうちに繫殖場を出られればそうでもないんでしょうけど、10年もいたら、外の世界は恐いものでしかないのです。
それでも、おいしいご飯を食べ、心地よいベッドで眠る事を覚え、おやつをもらい・・
抱かれると、最初の頃は、突っ張っていた手足、
これがなくなり、身を任せてくれた時、預かりとして、本当に嬉しくなります。

抱っこはあったかいでしょ?気持ちいいしょ?
撫でてもらうのも気持ちいいでしょ?
ちょっとしたスキンシップが、彼らの心の扉を開いてくれます。

そういう事を知らずに死んでいく命、
私が甘いのかもしれないけれど、彼らを愛するものとして、やっぱり許せない。


どうか、その血を愛するものが、愛情いっぱいで育てた親に子供を産ませ、
また、その子を必ず幸せにしてくれるだろう人に託して欲しい。
ショップでバーゲンするような売り方はしてほしくない。
犬が手に入りにくくなっても私はかまわない。
高くなってもかまわない。
それだけの価値を認める人だけが飼えばいいんだと思う。

こうやって書くと、かなりの語弊があると思うけど、でも、仕方ないと思う。
こんなに放棄される子が多い現状では仕方ないと思う。

今は、人間目線ではなく、犬目線で考えたいと思います。


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